9年分の歩数を、全部出してみた。多摩川を、源流から河口まで歩いた日。

多摩川を羽村取水堰から川崎側河口まで歩いたルート図(約63km・90,498歩) N=1
SHIBA JOURNEY / DATA NOTE

9年分の歩数を、
全部出してみた。
多摩川を、源流から河口まで歩いた日。

iPhoneは、ずっと歩数を覚えていた。 設定したつもりもないのに、2016年から数えていた。 約9年ぶんの記録をぜんぶ並べてみたら、ふだんは静かで、ときどき爆発する——そんな歩き方が見えてきた。

歩数ログ 約9年分(2016–2026)/ 総距離 約14,000km・2,200万歩

iPhoneのヘルスケアアプリから、全データを書き出してみた。 設定した記憶もないのに、2016年から黙々と歩数を数え続けていたらしい。 せっかくなので、ぜんぶ並べてみた。 N=1。 自分ひとりの、足あとの記録だ。

🌏 English version is here

そもそも iPhoneヘルスケア とは

意識しなくても、歩数を数え続けている標準アプリ

iPhoneに最初から入っている、健康データの記録アプリ。 特別な設定をしなくても、本体のモーションセンサーが歩数や上った階数、おおよその移動距離を自動で記録し続けている。 数年単位でデータが貯まっていくので、書き出せば「自分がどれだけ歩いてきたか」を、あとからまとめて振り返ることができる。 歩数や距離はあくまでスマートフォンによる推定値で、厳密な実測ではない。

歩数(日次)移動距離の推定上った階数2016年〜の長期ログ追加デバイス不要

01 / 9年を一枚にふだんは静か、ときどき爆発する

まず全体の流れから。 1日の平均は6,331歩。 中央値は5,958歩。 平凡な数字だ。 でも、ときどき爆発している。 グラフから、針みたいに突き出した日がいくつかある。

2016年から2026年までの1日ごとの歩数を並べたグラフ。ふだんは6千歩前後で、2025年7月に9万歩などの突出した日がある

1日ごとの歩数を9年分ならべたもの。 ふだんは6千歩前後で静か。 針のように突き出ているのが、長距離を歩いた日。

いちばん高いのは2025年7月19日。 90,498歩、63km。 一日で、だ。 総距離も出してみた。 9年で約14,000km、 歩数にして2,200万歩。 地球一周(約40,000km)の、3分の1以上を、足で進んでいたことになる。

02 / トップ10毎日コツコツ型では、なかった

3万歩を超えた日は、9年で14日。 5万歩を超えたのは、2日だけ。 かなりのレアイベントだ。 トップは63kmと59km。 フルマラソンより長い距離を、歩いている。

歩いた距離トップ10日の横棒グラフ。1位は63km・9万歩、2位は59km・8万3千歩

距離が長かった日のトップ10。 1位は63km・90,498歩、2位は59km・約83,000歩。

こうして見ると、自分の「歩く」は、毎日コツコツ型ではない。 ふだんは省エネ、たまにドカンと長距離。 そういう歩き方をしているらしい。

03 / 一番歩いた日多摩川が、そのまま一日の地図になった

トップに立っていた2025年7月19日。 あとから振り返ると、これは多摩川を歩いた日だった。 源流側の羽村取水堰から、川崎側の河口まで。 多摩川に沿って、ほぼ一本。

羽村を出て、拝島橋。 まだ上流。 河川敷が広い。 二子玉川で川幅が一気に開ける。 だいたい中間点。 丸子橋を過ぎると、下流。 川面が広くなる。 六郷橋まで来ると、潮の匂いと海風。 そして多摩川スカイブリッジ。 対岸は羽田空港。 ここが河口だ。

羽村取水堰から川崎側河口まで多摩川を歩いたルート図。約63km・90,498歩

羽村取水堰 → 拝島橋 → 二子玉川 → 丸子橋 → 六郷橋 → 多摩川スカイブリッジ(川崎側河口)/ 約63km・90,498歩(2025.7.19)

距離にして、63km、90,498歩。
多摩川という川が、そのまま一日の地図になった。

04 / 思い出の2日間記録は、記憶に距離を与えてくれる

データの中に、はっきり覚えている週末が2つあった。 2025年9月13〜14日。 13日に32km、14日に15km。 2日で約47km。 2026年3月28〜29日。 28日にいきなり59km。 翌29日も13km。 2日で約72km。

歩いている最中は、ただ足を前に出しているだけ。 でも後からこうして数字で見ると、「あの日、こんなに進んでいたのか」と少し驚く。 記録は、記憶に距離を与えてくれる。

05 / 年ごとの変化歩くことが、生活に戻ってきた

年単位で平均を出すと、ゆるやかな谷と山があった。 2020年が底で、1日4,597歩。 そこから少しずつ戻して、2025年は8,342歩。 9年でいちばん高い。 長距離を歩いた日も、2025年以降に集中している。

年別の1日平均歩数の棒グラフ。2020年の4,597歩が最低、2025年の8,342歩が最高

年ごとの1日平均歩数。 2020年の4,597歩が底で、2025年の8,342歩が9年で最高。

ここ1〜2年で、歩くことが生活の中に戻ってきた。 グラフが、それをそのまま映していた。

06 / おまけ長く歩いた翌日、身体はどうなる?

ついでに、Ouraリングのデータと突き合わせてみた。 「たくさん歩いた翌日、回復はどうなっているのか?」 手法は前回と同じ。 歩いた日に対して、Oura側を1日ずらして結合する。

結果は、ちょっと意外だった。 大きく歩いた翌日も、HRVや安静時心拍は、大きくは崩れない。 2.5万歩を超えた翌日でも、睡眠スコアはむしろ高めで、睡眠時間も少し長い。

正直な但し書き。 この帯はサンプルが22日と少ないので、あくまで参考程度に。 身体は、長く歩くことには、わりと平然と応えてくれるらしい。 歩くのは、思っているより身体にやさしい運動なのかもしれない。

07 / おわりにその数字は、今日もまだ伸びている

9年分の足あとを並べて、わかったのはシンプルなことだった。 ふだんは静かでいい。 でも、年に何度か、針が振り切れる日がある。 その一日が、グラフをおもしろくしている。

総距離は約14,000km。 この数字は、今日もまだ、すこしずつ伸びている。

但し書き。 この記事は、iPhoneヘルスケアとOuraリングによる、筆者ひとりぶんの記録(N=1)です。 歩数や距離はスマートフォンの推定値で、厳密な実測ではありません。 医学的なアドバイスではありません。

急ぎすぎるな。自分のペースで。NO RUSH. YOUR JOURNEY.

English version is here

SHIBA JOURNEY
小さな一歩も、旅のうち。
急がず、自分のペースで歩く人のための、ウェアと日用品。
アイテムを見る →

コメント

タイトルとURLをコピーしました